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避妊・去勢(食事療法)

健康と安定のための避妊・去勢

手術によってペットたちの健康や精神の安定

ペットを飼っていれば、ペットの健康やご近所への迷惑などを考えて避妊や去勢を選択される方も多いのではないでしょうか。近年では避妊・去勢手術の必要性やメリットが理解され始めたためか、手術を希望する飼い主さんが増えてきました。実際、うちだ動物病院にも多くの飼い主さんが避妊・去勢手術のご相談にいらっしゃいます。

「病気でもないのに手術をするのはかわいそう」そう思う方も多いと思います。しかし、ペットたちは野生の世界に住んでいるわけではありません。動物の本能をそのままにしておいては、彼らを苦しめることにもなることを理解しましょう。手術によってペットたちの健康や精神の安定が得られるのです。彼らと飼い主さん双方にとっての「幸せ」についてよく考え、選択しましょう。

避妊・去勢のタイミング

避妊手術のタイミングとして理想的なのは、子猫、子犬は10ヵ月前後の若い時期です。その時期ならば体力もあり痩せているので、手術が容易に済む上に術後の回復が早いというメリットがあります。オスの去勢手術は、少し遅れて10ヵ月~1才位で行うのが理想です。(個体によって発育状態が異なるので状態を見てから手術時期を選んだ方が良いでしょう)

避妊・去勢のメリット

避妊 去勢
  • 精神的に安定し、性格が穏やかになる
  • 分泌物がなくなり、室内を汚さなくなる
  • ホルモン関連の病気(卵巣異常や乳ガンなど)が起きにくくなる
  • 反抗心や攻撃性が弱くなる
  • 楽にしつけができるようになる
  • 放浪性やむだ吠えが少なくなる
  • マーキングが少なくなる
  • ホルモン関連の病気(精巣の腫瘍、前立腺や肛門の病気など)が起きにくい
  • より長生きできる
  • 発情に伴うストレスが減る
  • おしっこの臭いが少くなる
  • ホルモン関連の病気(乳腺腫瘍や子宮蓄膿症など)が起こりにくい
  • より長生きできる
  • 攻撃性が低くなる
  • ケンカに伴う感染症のリスクが減る
  • マーキングが少なくなる
  • ホルモン関連の病気(前立腺肥大など)が起きにくい

注意!避妊と去勢にはデメリットも

避妊も去勢も性ホルモンを除去する手術になるため、ホルモンが関連する病気が起こりにくくなります。しかし、ホルモンを除去することで体内のバランスが崩れて体調に異常が出る可能性があります。具体的には、下記のような症状が起こる可能性が考えられます。

  • 骨粗しょう症
  • 第二次性徴時の異常
  • 肥満
  • 尿道結石 など(特にオス)

ペットのことを考えて

犬の場合によく聞くのは、「しつけができない」という理由で去勢手術をすることです。確かに手術によって反抗心は弱くなりますが、そのために簡単に手術を選択するのは考えものです。飼い主さんは、彼らに降りかかるリスクまで理解した上で手術を決めるべきでしょう。